初心者でもわかる仮想通貨|マイニング(採掘)

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(更新:2017年10月17日)

仮想通貨はビットコイン(BTC)をはじめ、マイニング(採掘)と呼ばれる方法で新たな仮想通貨を発行しています。マイニング(採掘)を行う企業や人をマイナー(採掘者)と呼び、マイニング事業にも注目が集まっています。今回はそんなマイニング(採掘)について掘り下げていきます。

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1. マイニング(採掘)とは?

仮想通貨を支える技術であるブロックチェーンは分散型台帳管理のため、分散されている台帳(データベース)に記録されている取引情報と追加で更新される取引情報は、取引の合意形成(承認)を経るプロセスで整合性が図られ、正確に記録される必要があります。

世界中で同時に取引が行われているため、取引の合意形成(承認)を経るプロセスで取引情報の整合性を図るには膨大な計算処理が必要なのですが、その作業をマイニング(採掘)と言い、マイニング(採掘)をしている人や企業をマイナー(採掘者)と呼びます。

すごくざっくりと理解するならば「マイニング=合意形成(承認)」と理解していただいても差し支えないかと思います。

名前の由来でもあるのですが、このマイニング(採掘)をすることで得られる報酬が「新規発行の仮想通貨」です。

ということは、マイニング(採掘)により報酬が発生すると、この瞬間に「新規で仮想通貨が発行される」ということにもなります。

 

2. マイニング(採掘)の仕組み

マイニング(採掘)の仕組みは仮想通貨により異なりますが、仮想通貨で最も有名なビットコイン(BTC)を例に、

  • マイニング(採掘)のタイミング
  • マイニング(採掘)の方法
  • マイニング(採掘)の報酬ルール
  • マイニング(採掘)の参加方法と条件

の4つに分けて掘り下げていきます。

 

●マイニング(採掘)のタイミングについて

ビットコイン(BTC)の場合、マイニング(採掘)は「10分に一度」行われています。

これはブロックチェーン(block chain)にも関係してくるのですが、ブロックチェーン(block chain)は取引情報を10分毎にまとめて記録します。

記録するためには上述の通り「取引の合意形成(承認)を経るプロセスで整合性が図られ正確に記録」されなければならず、そのために膨大な計算処理を必要とするため、10分間隔でマイニング(採掘)は行われているのです。

 

●マイニング(採掘)の方法について

マイニング(採掘)の方法は、仮想通貨毎のコンセンサスアルゴリズム(合意形成システム)により異なります。

基本的には上述の通り、取引の合意形成(承認)を経るプロセスで取引情報の整合性を図り正確に記録するための膨大な計算処理をコンピューターで行うという方法です。

ビットコイン(BTC)の場合はコンセンサスアルゴリズム(合意形成システム)プルーフオブワーク(PoW)が使われており、コンピューターの性能がより高くなければビットコイン(BTC)のマイニング(採掘)には参加しても意味がない、と言われています。

 

●マイニング(採掘)の報酬ルールについて

ビットコイン(BTC)の場合、マイニング(採掘)の報酬を得るためには「合意形成(承認)レース」と呼ばれるものに勝たなければなりません。

この合意形成(承認)レースは10分間毎に行われており、合意形成(承認)をするために必要な“ある答え”を一番早く導き出せたマイナー(採掘者)に報酬が支払われます。

ちなみに”ある答え”とは、上述にもありますがビットコイン(BTC)はコンセンサスアルゴリズム(合意形成システム)にプルーフオブワーク(PoW)を用いており、このプルーフオブワーク(PoW)が必要としている答えが”ある答え”となりますが、プルーフオブワーク(PoW)についての詳しい説明は下記をご参照ください。

初心者でもわかる仮想通貨|プルーフオブワーク(proof of work)

 

マイニング(採掘)の報酬は新規発行の仮想通貨で支払われることは上述の通りですが、ビットコイン(BTC)の場合、もちろん新しく発行されるBTCで支払われ、1回ごとのマイニング(採掘)の報酬額は「半減期」というルールに従って報酬内容が決められていて、当初は50BTC/回の報酬からスタートしたのですが現在は12.5BTC/回です。

半減期は「おおよそ4年に一度」マイニング(採掘)の報酬額が半減することを意味し、発行枚数が上限に近づくほど、1回あたりの報酬額が減っていく仕組みです。

 

●マイニング(採掘)の参加方法と条件

マイニング(採掘)の参加方法は大別すると2種類あります。

  • プールマイニング
  • クラウドマイニング

違いとして、プールマイニングは自己保有のコンピュータでマイニング(採掘)に参加する方法、クラウドマイニングはクラウドサービスを利用してマイニング(採掘)に参加する方法です。

 

マイニング(採掘)の参加条件は、ブロックチェーンの種類により異なります。

ブロックチェーンには、

  • パブリックブロックチェーン
  • プライベートブロックチェーン
  • コンソーシアムブロックチェーン

の3つがあるのですが、パブリックブロックチェーン以外は誰もが参加できるわけではなく、パブリックブロックチェーンにおけるマイニング(採掘)のみ、誰でも参加できます。

ビットコイン(BTC)の場合はパブリックブロックチェーンのため、ビットコイン(BTC)のマイニング(採掘)には個人含め、誰でも参加可能です。

ブロックチェーンについての特徴や仕組みの詳細については、下記をご覧ください。

初心者でもわかる仮想通貨|ブロックチェーン(block chain)

 

3. マイニング(採掘)の2017年9月度シェア状況

ビットコイン(BTC)の場合のマイニング(採掘)シェアは下記の通りです。

 

マイニング(採掘)のシェアは、Antpool、BTC.TOP、BTC.com、BTCC Pool、F2Pool、ViaBTCなどの中国資本の企業が占めています。

その理由の1つに中国は電気代が安いことが挙げられます。

ビットコイン(BTC)のマイニング(採掘)は合意形成(承認)レースのため、報酬を得るために「高性能且つ多くの台数を保有する企業・団体」で争われていますので、電気代が安いことはそれだけ有利なのでしょう。

中国の仮想通貨規制による中国マイナーの今後の動向も気になるところです。

また、そのタイミングに合わせるかのようにGMOやDMMなどの日本企業のマイニング(採掘)への参加リリースや、電力会社によるマイニング事業者向けの電力小売りプランがリリースされており、マイニング(採掘)事業に対する国内の動きにも注目したいところです。

GMOが仮想通貨の採掘(マイニング)事業に参入すると発表し話題となったが、DMMもこのビジネスに取り組むようだ。DMMは9月7日、仮想通貨のマイニング事業「DMMマイニングファーム」の運営を10月より開始すると明らかにした。

引用:TechCrunch Japan公式ページ

 

新電力ベンチャーのLooop(ループ、東京・文京)は27日、仮想通貨事業者を対象にした電力小売りプランを用意した。大手電力より2割程度安くなる。仮想通貨は膨大なデータをサーバーで処理するため、電力使用量が多い。新プランにより「データ処理を手掛けるマイニング(採掘)事業者が日本で普及するよう支援したい」(中村創一郎社長)としている。

引用:日本経済新聞

 

4. まとめ

仮想通貨の特徴や仕組みを知る上で欠かせないマイニング(採掘)について今回は掘り下げてみましたが、いかがでしたでしょうか。

マイニング(採掘)は、仮想通貨における合意形成(承認)プロセスという重要なポジションを担っています。

またマイニング(採掘)は事業としての側面でも、ビットコイン(BTC)の場合には10分毎に合意形成(承認)レースが行われ、一回あたり12.5BTCがレースの勝利者に報酬として与えられており、日本円(2017年9月の相場)にすると5,850,000円が報酬額となるため魅力があります。

仮想通貨毎の特徴により、コンセンサスアルゴリズム(合意形成システム)やマイニング(採掘)における仕組みは違いますが、マイニング(採掘)が仮想通貨を支える重要な技術・仕組みであることに間違いはありません。

各種仮想通貨のマイニング(採掘)の仕組みやコンセンサスアルゴリズム(合意形成システム)にもぜひ、注目をしてみてください。

 

 

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