仮想通貨たられば|ICOの新しい概念「DAICO」を解説。ICOに新たな夜明けを。

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Ethereumの共同開発者であるVitalik Butelin氏がICOの問題点の改善を測るため、ICOの新しい概念として「DAICO」を提唱しました。まだ概念レベルではあるけれど、しかし「DAICO」に期待を寄せる声は大きい模様。2018年はICOに期待が集まると思われる中、ICOの新しい概念「DAICO」についてわかりやすく解説していきます。

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1. DAICOはなぜ提唱されたのか?

DAICOは、DAO (分散自立組織) とICO (新規仮想通貨公開) をあわせた造語です。

引用:https://ethresear.ch/t/explanation-of-daicos/465

dAppsの開発には多くの開発資金が必要であり、開発資金をICOにより資金調達する流れが2017年より盛んになりました。

You-Channelからの補足
dAppsとは、非中央集権・分散型アプリケーションのこと。次世代型のアプリケーションとも言われています。

 

日経などでもICO関連のニュースは多く取り上げられていたのは記憶に新しいところ。

ICO沸騰、期待と危うさ 制度整わぬまま4000億円 日本経済新聞

 

そんなICOですが、以下の問題点が浮き彫りに。

  • 資金調達後に開発をしない/進まない
  • 開発に要する資金以上に調達された資金の有効活用がされていない

中には詐欺と判断されてしまうICOも多くあったようです。

 

そこで、Ethereumの共同開発者であるVitalik Butelin氏が既存のICOの問題点を改善するために提唱した新しいICOの概念が「DAICO」です。

 

2. DAICOの具体的な内容は?

DAICOは既存のICOの問題を改善する方法として、以下の2点を挙げています。

 

  • TAPという新しい概念による資金管理
  • ICO投資者が調達資金への意思決定に参加できるプログラム

具体的に解説していきます。

 

2-1. 「TAP」は蛇口という意味

ICOで調達された資金は、これまではICO実施者の意思だけで全額を引き出せていました。

しかし「TAP」では、一定期間内に引き出せる資金上限に制限が設けられます。

そのため、新たに開発資金を引き出したい場合にはICO投資者に対して信任投票を行い、信任を得なければなりません。

 

2-2. ICO投資者の「TAP」への参加プログラム

ICO投資者はTAPに参加し、ICOで調達された資金に対し、以下のことの意思決定に参加できます。

  • 開発進捗を確認し、引き出せる資金上限を上げるかどうかの意思決定
  • 開発進捗を確認し、資金を回収するかどうかの意思決定

 

極端な言い方をすれば、「開発進捗を信任して引き出せる資金上限を上げる」か、信任できないと考え、「残りの資金(ETH)を回収する」か、2つの選択肢に対する意思決定に参加できることになります。

「資金を引き下げる」という選択肢がないのは、開発者保護の視点から選択肢が用意されていないと思われます。

そして、この「ICO投資者の意思決定参加プログラム」がDAICOの「DAO (分散自立組織)」を意味するものとなります。

 

3. DAICOのもたらすICOの未来は?

DAICOの概念が認められ定着すれば、ICOは今よりもかなり安心して参加できるようになるのではないかと個人的には考えます。

健全なdApps開発者もそういった環境を望んでいると思います。

しかし、まだまだDAICOは議論の余地が残されています。

  • 信任投票で51%以上の悪意が存在した場合の対処
  • 最適なTAP(上限の引き上げ率)の設定

など、多くの議論が必要でしょう。

とはいえ、DAICOの概念は詐欺的ICOによる被害の防止必要以上の開発資金を調達されてしまう恐れの防止になる画期的な概念であると思いますので、期待していきたいと思います。

 

4. まとめ

ICOの新しい概念「DAICO」を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

できる限りわかりやすい解説を心がけてはいますが、新しい概念のため、もしかしたら解釈を間違えていたりする場合があるかもしれませんし、わかり難いところもあったかと思います。

DAICOも新しい概念のため、引き続き情報収集にアンテナを張り、進捗があり次第、またDAICOについてはお伝えしていければと思います。

 

2018年になり、仮想通貨は全体的に慎重な相場を見せています。

各国の規制強化の流れは今後も続いていくことでしょう。

だからこそ、各国の規制が独善的で協調性がなく、仮想通貨全体が落ち目とならないためにも、DAICOに期待してしまいます。

DAICOにより改善が図られ、より安心してICOへ参加できる環境になれば、各国の規制も足並みを揃えやすくなると思いますし、「金融の民主化」への進みはさらに加速していけると思います。

 

この情報が少しでもお役に立てたなら嬉しい限りです。
 
See you next time! By You-Channel.

 

 

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