仮想通貨たられば|モンスターを狩っていたら仮想通貨を狩られてた事件のまとめ

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2018年1月26日の昨夜に起きた衝撃のコインチェックのハッキング事件。仮想通貨ホルダーにとって忘れられない日となりそうです。とはいえ、「損したまま」では終われません。そんな人も多いかと思います。自分も、そのうちの一人。「モンスターを狩っていたら仮想通貨を狩られてた」ではシャレになりません。そのため、事件のまとめと学ぶべきことをお伝えできればと思います。

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1. コインチェック事件の概要

2018年1月26日に行われたコインチェックの記者会見の内容から概要をまとめ。

1-1. ハッキングされた銘柄と総額は?

コインチェックは13種類ほどの仮想通貨を取り扱っており、

  • ネム(XEM)

という仮想通貨がハッキングされた。

記者会見時の被害総額は約580億円相当。

コインチェックで預かっているネム(XEM)の資産全てに相当するよう。

 

1-2. セキュリティに問題はなかったのか?

  • 全てをホットウォレット管理
  • マルチシグ対応させていなかった

 

なお、コインチェックの公式ホームページでは以下を「サービスの安全性」として公表。

当時、Mt.GOX(マウントゴックス)のコールドウォレットの管理は完全なオフライン状態で行われていなかったため、安全性が確保されていませんでした。coincheckでは、お客様からの預り金の内、流動しない分に関しては安全に保管するために、秘密鍵をインターネットから完全に物理的に隔離された状態で保管しています公式ページ「サービスの安全性」

 

1-3. 現状と今後の対応は?

  • 被害総額
  • 被害顧客数
  • ハッキングされたXEMの保証
  • XEM以外の預り資産(JPY含む)の保証
  • コインチェックの現在の財務状況
  • 過失はあったのか
  • 事業は継続する予定なのか

(記者会見時の回答として)全て「調査中/検討中」とのこと。

 

1-4. コインチェック事件当日の様子や記者会見の様子は?

Twitterで当日昼過ぎの入出金制限に対し、コインチェックに対する不穏な噂がツイートされる。

そして18時頃には、コインチェックオフィス前の様子がTwitter上でも散見されはじめる。

 

コインチェック記者会見は2018年1月26日の23:30スタート。

記者会見を見られていない方は、CoinPostさんのリプレイ放送をご覧ください。

 

2. ネム(XEM)財団の対応

コインチェックのハッキング事件を受け、仮想通貨ネム(XEM)の発行元であるネム(XEM)財団も様々な対応をしています。

2-1. ハードフォーク対応への回答

コインチェックから「ハッキング相当分のネム(XEM)をハードフォークして欲しい」という相談を受け、ネム財団は明確にそれを拒否しています。

理由はネム(XEM)財団がそもそも推奨していた「マルチシグ対応」をコインチェックは対応させなかったからハードフォークによる保証はしない、とのこと。

 

2-2. ハッキングされたネム(XEM)の追跡

ネム財団によると、

  • 流出資金の自動追跡プログラムの開発を開始
  • 24時間から48時間で開発を終えて追跡を開始する
  • 各取引所に対して持ち込まれた資金につけられたタグの判別方法を説明済み
  • 財団としては資金を凍結させることはできない

の対応を行なっているよう。

ネム(XEM)財団の対応により、ハッカーは取引所を通じてお金を引き出すことはできないと思われます。

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3. 結局、何が問題なのか?仮想通貨はダメなのか?

コインチェックのハッキング事件を受け、個人的には以下のような見解です。

  • 仮想通貨の問題ではなく、仮想通貨取引所の問題

 

以上でも以下でもなく、コインチェックのセキュリティへの甘さ・杜撰さが引き起こした問題ということで個人的には理解しています。

そのため、仮想通貨、強いては「仮想通貨を支えるテクノロジーや概念」がもたらす金融改革という未来には何ら不信も不安も感じませんでした。

記者会見の様子から事件に対する今後の対応、特に利用者保護については何一つ具体的な回答が得られませんしたが、あくまで取引所の問題ですので、コインチェックの誠実な対応を期待して待つしかないと思います。

 

4. 今後に関する個人的な見解

コインチェックのハッキング事件を踏まえ、コインチェックの今後や仮想通貨の今後に対する個人的な見解です。

 

4-1. 利用者保護はされるのか?

感情的には自己責任で済まされたくありませんが、最悪な場合は自己責任として資産が戻ってこない可能性は大いに考えられます。

しかし、コインチェックの利益は取引量からしても低くないと思われます。

例えばコインチェックがハッキングされたネム(XEM)の被害総額約580億円は、ネム(XEM)の時価総額に対し、7%ほどの割合。

国内だけに絞るとおおよそ2割程度のネム(XEM)をコインチェックは預かっていたことになります。

 

コインチェックは13種類ほどの仮想通貨銘柄を取り扱っており、国内ではそのほとんどがコインチェックでのみ取引可能であった背景も考慮すると、他の銘柄もネム(XEM)と同様程度の割合でコインチェックは資産を預かっていたのでは、と予想。

そうなると、少なくとも数千億円は預かっていることになり、取引による流動性は高く、取引ごとに受け取る手数料は数十億円から数百億円ほどの手数料が毎月あったのではないかと思います。

特に2017年11月中旬から12月下旬にかけては、仮想通貨全体の時価総額も一気に3倍強に膨らみましたので、もしかしたら12月だけでも被害総額と同等程度の売上利益があった可能性はあり得ますので、必ずしも「利用者保護は絶対にない」とは言い切れないと思っています。

 

とはいえ、コインチェックの実際の経常利益等の財務状況はわかりませんので、あくまで楽観的に考えた場合になります。

 

4-2. コインチェックは事業を継続できるのか?

利用者保護の観点として一番良い結果は「事業継続」です。

倒産されてしまうと「自己責任」という形で泣き寝入りするしかない可能性が非常に高まりますが、「事業継続」ならば少なくともネム(XEM)以外の資産は保証されるはずですし、利用者は他の取引所に資産を移すことも可能になります。

 

また、事業買収の観点から考えてもコインチェックのもつ顧客リストやその他ノウハウは、今後の仮想通貨事業への参入を検討している企業や資産家からすれば、かなり前向きに検討できる案件かと推測できます。

すでに水面下ではこうした動きがあるのではないかと、思っています。

 

以上により、個人的な希望も含めて「コインチェックの事業継続の可能性は限りなく低いとは考えられない」かと思います。

 

4-3. 仮想通貨はどうなるのか?

仮想通貨全体のイメージはかなり悪くなったと言わざるを得ません。

仮想通貨に関する知識に詳しくない方々、特に昨年12月頃より始めたばかりの方は知識がなくて当然ですし、こんなことが起きてしまってはどうしても「不安」が先にたってしまいます。

 

また、仮想通貨の過熱ぶりに傍観していた方々はここぞとばかりに「やっぱりね」という気持ちに拍車がかかるでしょう。

そのため、しばらく日本国内での新規参入は見込めなく、仮想通貨への投資の多くを日本市場が支えていた事実がありますので、市場はしばらくの間、冷え込むのではないかと思います。

ただし、世界的な視点で考えるとコインチェック事件を受けて特に冷え込んでいる様子はなく、チャートも直近の安値を今日時点では割っていません。

 

そのため、コインチェック事件での仮想通貨自体への期待は特に個人的にも変化は今のところありません。

 

5. コインチェック事件で学ぶべきこと

不謹慎かもしれませんが、起きてしまったことを悔やむより、未来にどう繋げるか、も記事にしておきます。

個人的にコインチェック事件で学ぶべきこととして、以下が挙げられると考えます。

  • 取引所は複数開設しておき、分散投資をする
  • 取引所のアドレスやPWを同じものにしないようにする
  • 仮想通貨の銘柄だけでなく取引所の運用状況にもアンテナを張る
  • 取引所ウォレットではなくコールドウォレット等で極力自己管理
  • 必要以上のJPYを入金しない
  • 必要以上のJPYは速やかに銀行へ送金しておく
  • 第三者(インフルエンサーなども含む)に依存しない姿勢

 

仮想通貨の未来を信頼して引き続き投資される方は、上記を心がけて、できる限りリスクをマネジメントして仮想通貨投資をしていきましょう。

仮想通貨市場の発展を願って投資しているはずなのに、自分が損してしまっては元も子もないですからね・・・。

 

6. この事件においての他の仮想通貨取引所の対応や見解

今のところ、残念ながら特に表立った対応や見解はなかったかと思います。

ただ、QUOINEX(コインエクスチェンジ)のCEO栢森氏が、公式テレグラム内ではありますが、自社取引所の利用者やQASH(キャッシュ)ホルダーの不安や心配を考慮してか、QUOINEX(コインエクスチェンジ)のセキュリティについて具体的なコメントをしています。

  • 100% コールドウォレット管理
  • 出コインのアドレスのホワイトリスト化
  • プライベートサーバー
  • 二段階認証の必須
  • API出金の禁止

あくまで公式テレグラム内でのコメントですが、「利便性」を高めていくことは当然として、しかし「利便性」より「安全性」を優先している状況とのこと。

QUOINEX(コインエクスチェンジ)の利用者、強いてはQASH(キャッシュ)ホルダーの方々にとってはとても心強い対応だったのではと思います。

 

QUOINEX(コインエクスチェンジ)やQASH(キャッシュ)についてはこちらの記事にまとめてあります。

仮想通貨たられば|コインエクスチェンジ(QUOINEX)とキャッシュ(QASH)の魅力

 

6. まとめ

「モンスターを狩っていたら仮想通貨を狩られてた事件のまとめ」をご覧いただきありがとうございます。

 

昨日は楽しみにしていたゲームでモンスターを狩っていたのですが、知らぬ間に仮想通貨を狩られていたため、かなりビックリしました。

正直なところ、それなりに資産をコインチェックに預けていたため、不安ですし、どうしようもなく残念な感情が個人的にあります。

 

しかし、悲観ばかりしていても仕方ないと思っており、タイトルも馬鹿げたタイトルにしています。

少しでも同じ被害に遭われている方や、被害にまだ遭われていないけれど被害に遭う可能性のある方にとって、参考になればと思った次第です。

 

この情報が少しでもお役に立てたなら嬉しい限りです。
 
See you next time! By You-Channel.

 

 

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